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プレデターPredator, Yautja, Hish)は、映画『プレデター』及び『エイリアンVSプレデター』シリーズに登場する異星人、地球外生命体。コミック、小説、ゲーム等にも登場した。なお、Yautja、Hishはコミック版で登場する半公式的な種族名称である。

登場作品 編集

概説 編集

宇宙の様々な星を渡り歩き、その星に生息する猛獣・生物を獲物として狩猟することを種族的な趣味にもつ人型知的生命体である。名称の由来は、1作目において獲物を一体ずつ殺す様が、捕食動物(プレデター)を想起させたことから。高度な科学技術を持つにもかかわらず、驚異的な身体能力を生かしての白兵戦を好む。ただしこれは人により意見の分かれる所で、刃物を使った近接格闘戦は物語の後半に集中しており、全体を平均すると熱線銃器で人間を撃ち仕留めるシーンのほうが多い。

また、戦場が放つ熱気に引き寄せられて出現する傾向がある。これは、彼らが銃器を持った危険な獲物を仕留めることにより大きな意義を感じていることと、故郷の生息環境が高温であることによるらしく、『AVP2』においては、大小2つの恒星に照らされ地表の各所をマグマが流れる惑星として描写されている。独自の文字体系を持っており、あくまで作中外の設定ではあるが、人類の使用するアルファベット・数字に置き換える事が出来るようだ。

『プレデターズ』では、プレデターの中にも複数の種族が存在するという事と、会話こそしていないものの、以前のシリーズよりもはっきりと言語を理解する様子が描写された。

身体能力 編集

プレデターは、人間よりも遥かに高い身体能力・耐久力を有する。1作目・2作目の映画において、樹木から樹木、または高層ビルから高層ビルへと跳び回って移動しており、非常に高い跳躍力を示している。二作目においては、地上から車や街路樹へ跳び移り、瞬く間にビルを駆け上り、ビルの上を跳び歩く姿が描かれている事からも、脚力は相当強いと考えられる。

また、かなりの高所から落下してもダメージ無く着地できるようだ(しかし、主人公によってビルから落されそうになった時には、壁につかまって落下を逃れようとしたり、自爆装置の起爆コードの入力を行うなどの行動をとっている)。脚力以外の筋力も総じて高いようで、人を片手で投げ飛ばす程度は軽々とやってのける。『エイリアンVSプレデター』シリーズには、エイリアンの二段顎を引きちぎってみせる者、タックルで石柱をへし折ったり、エイリアンをジャイアントスイングで投げ飛ばす者も登場した。

耐久力に関しては、作品や場面によって相違が見られる。1作目では人間の発射した軽機関銃の弾丸によって、2作目では散弾銃のスラッグ弾で負傷しているが、2作目で至近距離から腹部に数発のスラッグ弾を受けたものの致命傷に至らず、そのまま戦闘行為を続けられたことから、生命力は非常に高いと考えられる(ただし銃創の止血は行った)。『エイリアンvsプレデター』シリーズにいたっては目前でアサルトライフルを乱射されたにも拘らず無傷であり、人間側の武器を全く寄せ付けていない。これは、装着している装甲でガードしたものと推測される。個人差はあるものの、基本的に銃弾が当たれば血を流し、ダメージを受けるようではあるが、近距離からの銃撃では致命傷にはならない程の耐久力を持っている。

身体的特徴 編集

身体はヒトよりも一回り以上大きく(設定では身長:230cm 体重:200kgという事になっている)、筋肉質。体表には、爬虫類や水棲生物、昆虫類を思わせる模様が見受けられる。頭部における顕著な特徴の一つに、口の部分が挙げられる。顔の下半分には、皮膜に覆われた4本の爪状器官が、正面から見て四角形を描くように配置されている。これはそれぞれ独立して動かす事ができる。4本全てを大きく開く(下の2本は上の2本よりも可動域が大きいため、この状態を正面から見ると、上辺の短い台形を描く)と、その内側にヒトと同様の上下に開く顎(正確には歯と歯茎)が剥き出される、という二重構造となっており、その動きはカニ等の甲殻類を思わせる。 頭部周辺には、黒色で先細りの管が数十本生えており、ドレッドヘアーのようにも見える。意識的に動かす事は出来ないようなので、頭髪に近い物と考えられる(製作陣からは”ドレッド蟹”と呼ばれていた時期もあったようだ)。血液は昼でも強い蛍光を発する緑色。頻繁に低い顫動音を鳴らしている。 また、入浴の習慣がないためか、非常に体臭が強い。

性別 編集

高等生物であるので性別はあると考えられるが、外見上からは判断できない。ストーリーにおいてもプレデター同士の男女の恋愛の場面の展開はない。但し、ネックレスを下げていたり、編みタイツをはいていることからお互い意識しあっている可能性もある。また三作目では女性主人公との間に、稚拙ながらも感情の交流は存在していた為、恋愛という概念は存在すると考えられる。

パーソナリティ 編集

それぞれに個性はあるようである。以下に示すエピソードからも憎めないパーソナリティの持ち主であることが分かる。

  • ユーモアのセンスがある:三作目にて主人公の女性と共闘する事になった際、エイリアンを解体してその隠し顎を飛び出させ、彼女を驚かせて喜んだりしていた。
  • 決め台詞を言う:『プレデター2』においてブードゥ団員が『Shit Happens』(和訳すれば「災難だと思うんだな」)と言いながら相手を刺殺するシーンを目撃した個体が気に入ったのか劇中二度も口にしている。

装備 編集

各作品によって形状、大きさが異なる多種多様の接近戦向け、飛び道具などの武器を装備している。装備の威力や細部の違いは、それを使用していたプレデター個人個人の装備品の質の違いによるものと考えることもできる。

光学迷彩装置
海外での呼称はCloaking Device(クローキングデバイス)が一般的である。体に装着しているスーツから発生する特殊なフィールドによって人間の目には見えないようにすることが出来る。ただし条件によっては型板ガラスを通してみるように、その存在が人間に目視されてしまう、基本的には周りの風景に同化させる光学迷彩装置である。ただし2作目の終盤にはヘルメットもつけていない裸体と思しき数匹のプレデターも透明になったことから、光学迷彩装置がスーツのみで構成される機能であるかどうかは疑わしい。媒体によっては光学迷彩装置専用のジェネレーターを別個に用意していると解釈している場合もある。また、クローキング中はスピアやワイヤー等の手持ちの武器も見えなくなるが、手元から離れてしまうと見えるようになる。が、それでも数秒は迷彩効果が生きていた事、一作目でガントレットに損傷を受けたプレデターの光学迷彩が解けた事から、ガントレットが発生もしくは制御している何らかのエネルギーフィールドで体や手持ちの装備などを覆っているという意見が主流となっている。
そのメカニズムは2作目で光を曲げると科学者によって説明されており、3作目では光学迷彩をまとったプレデターに当てられたレーザーサイトが乱反射する描写がある。単なる擬態で、情報をレコーダーに記録し擬態能力を高めていくという説明もあるがこれは1作目の初期稿での設定を中途半端に抜粋したもので厳密には異なる。なお情報をレコーダーに記録する設定は形を少し変えてヘルメットの設定に生かされている。だが入浴の習慣がないらしく体臭が強いので、2作目では特殊なフェロモンセンサーにより人間に行動パターンを把握されてしまっている。
なお、この光学迷彩装置は耐水性が無い。1作目では渓流に飛び込んだことで不具合を起こして姿が露見し、岸辺に上陸後スイッチを切っている。2作目ではスプリンクラーを浴びてやはり故障している。また同じく2作目では放射線を発する細かい塵が舞う空間に紫外線を放射した状態では人間のセンサーに存在を確認されてしまい、放射線を発する塵と、戦闘中に起動したスプリンクラーの水滴で機能不良を起こしていた。ただし、水によって装置そのものが損傷するわけではなく、クローキングを解除して水の無いところで再度起動すれば正常に作動する。また、光学迷彩使用中でも何故か水溜り等の水面にはハッキリと姿が写ってしまう。
AVP』シリーズにおいてもこのクローキングデバイスは使用されるが、エイリアンに対する光学迷彩の効果は期待できない。エイリアンは人間やプレデターが発する独特のフェロモンを感知するため、たとえ姿が透明になっていてもエイリアンはプレデターの存在を察知することができる。ただし、エイリアンがプレデターの存在を察知するのと光学迷彩の性能は別問題である。『AVP2』のプールサイドのシーンにおいて、殺害した人間で殺戮本能を持て余すエイリアンは夢中になるあまり、光学迷彩を起動させたプレデター(ザ・クリーナー)の存在に気付けず頭をスピアで串刺しにされる。
ショルダー・プラズマキャノン
多くの場合左肩に装着している自動制御キャノン砲。海外ではPlasma Caster(プラズマ・キャスター)と表記されている場合が多い。ヘルメットから照射される3本の赤いレーザーで狙いを定め、発射されるプラズマ弾で対象を撃ち抜く(2作目の終盤に登場したノーヘルのプレデターのキャノン砲は砲身自体にレーザーが取り付けられていた)。砲身は背中のアームに接続されており、ヘルメットの視覚システムと連動して照準の方向へ自動的に向きを変える。その形状は監視カメラに酷似している。エイリアン(ウォーリアー)を一撃で葬るほどの威力を誇る反面、ヘルメットのシステムに照準機構を依存している為、ヘルメットが何らかの異常に陥った場合は命中精度が著しく低下する(4作目でのクリーナーは発電所内での戦闘中、電磁波の影響で視覚システムに不具合が発生し、エイリアンをロックオンしたにもかかわらず命中しなかった)。弾数は無限だが発射直後はエネルギーチャージの時間が若干ながら必要なため、マシンガンのように間断なく連射することは不可能。強力な破壊力を誇る反面、弾速が遅いため、エイリアンのような俊敏な生き物の標的に対しては発射直前にロックオンしたにもかかわらず、かわされてしまうことがしばしばある。各作品ごとに大きさ、デザイン共に異なり、1・2作目の物は大型のユニットを肩に乗せて固定するタイプであったが、3作目以降の物は肩の装甲にアームを直接固定するタイプである。また、4作目では両肩に1門ずつ装着したり砲身にグリップを取り付けて手持ちの火器として使用するなど特殊な使用法も登場した。手持ちの火器として使用する場合(海外では別媒体に先行して登場していたScatter gunという武装をこの状態の呼称として採用している)は一射ごとに通常使用時より長いエネルギーチャージを必要とする(その際には砲身上部に取り付けたパーツに象形文字が電子音と共に表示され、全て表示されればチャージ完了)。その上、連続で使用するとエネルギーの消費が激しく、チャージにかかる時間がさらに長くなってしまうという欠点が生じる。また、成人の儀式の際にはピラミッド内部に隠されているこのキャノン砲を取ることによって儀式が始まる。『AVP』シリーズにおいては最後の敵(エイリアン・クィーンやプレデリアン)にたどり着く前には必ずこのキャノン砲は敵によってむしりとられる。これは、簡単に勝負がつかないようにするための制作陣の配慮と推測される。『プレデターズ』では対象を木っ端微塵にしてしまうほどの威力を持つ物も登場した。
ヘビー・プラズマキャスター
肩に付けた巨大なミサイル銃。コミック『エイリアンVSプレデター: デュエル』で使用している。
リスト・ブレイド
右腕ガントレットに装着している各プレデターの基本装備である長さ約50cmの二枚の鍵爪状の刃物。装備者によって伸張した刃の長さ及び機能はまちまちであり、状況に応じて伸縮させたり、刃の向きを変える事での裏拳も可能。敵に向けて刀身自体を射出することもできる(3作目でエイリアン・クイーンに対して使用。発射後も刃が付いていた事から、少なくとも一回はリロードできる模様)。3作目ではエイリアンの酸性血液が付着して刀身が溶解するシーンがあったが、4作目に登場したザ・クリーナーが装備していたものは対エイリアン用特殊コーティングが施されており、エイリアンの血液が付着しても溶けることはなかった。ただしいつまでもその効果が続くというわけではないらしく、ノベライズ版ではプレデリアンの頭部を刺し貫いたときには既に溶けはじめていたような映写が見られる。なお、この武器はプレデターにとってかなり特別な思い入れのある武器らしい。獲物が敬意を表するに値する強敵であると認め、対峙する際、プラズマキャノンやレイザーディスクなどの武装を全て放棄して、リスト・ブレイドだけで戦いを挑む。
ハンド・ブレイド
ナックルダスターの様に拳にはめて使う武器。ギザギザの刃が付いている。コミックの『プレデター: 一族』で使っているが、同じコミックの『エイリアンVSプレデター: 戦争』でも使っている。
スピア
両側に鋭利な刃を持つ長さ約250cmの槍。移動する際には50cmほどの長さに縮める事ができる。2〜4作目に登場。二作目の物はやや太めで、3段伸縮式である。3作目以降のものはデザインが変更されており、造形が全体的に細身となり、2段伸縮式でグリップの両端に小さな刃がついている。海外ではCombiStick(コンビスティック)と表記されている。なお、この武器はリスト・ブレイドとは違いエイリアンの酸性血液が付着しても溶けることはない。
ハープーン・スピア
コミック『プレデターVSジャッジドレッド』でプレデターが使用した槍。
ソード
ダークホースコミックの『プレデター: 1718』(ダークホース10年のコミック)で、プレデターが使っていた刃の部分が伸縮出来る剣で、プレデターは背中に背負い、海賊及び海賊の船長と闘った時にこの剣を使用していた。船長との剣と剣を使った一対一での闘いの真最中、後から別の海賊船員に船長がフリントロック式の銃で射殺されたため、船長死後、船長を勇者として認めた証として船長の死体の上にこの伸縮剣を投げ渡した。
レーザー・ディスク
刃が付いた円盤状の武器で、投げると相手を一定距離ホーミングし、ブーメランのように戻ってきて回収することが出来る(その場合はディスクを反転させるほどの空間がなければならない)。またそのまま手に持って使用することも可能。不使用の際は腰に装備している。2作目では円盤状の刃で、使用時に光り輝く物であったが、3作目以降のものはグリップの周りに6枚の鋭いブレードがついており、この刃はグリップ自身に収納可能。海外ではこの3作目以降のものを「シュリケン」と呼んで区別している。どちらのものも人体をたやすく切断出来るほどの威力を持つ。4作目でのクリーナーがエイリアンに向かって2枚投げたレーザー・ディスクの片方が(故意ではないが)たまたまその場に現れた女性(ジェシー)に命中し、壁に叩きつけた上に身体を真っ二つにし、殺害してしまうというシーンがある。なお、この武器はエイリアンの酸性血液が付着しても、溶けることはない。
シミター・ブレイド
両腕に装備される大型の一枚刃の刃物。不使用時は半分程度の長さに縮めて収納している。3作目に登場したチョッパー・プレデターのみが装備(玩具ではスカーやケルティック、『AVP』本編における回想シーンに登場する古代のプレデターも装備していることがわかる)。
儀式用短剣
エイリアンの外殻を削り出して作られた短剣。そのためエイリアンの強酸性血液でも溶けることがない。儀式中に仕留めたエイリアンを解体する際や他の武器を全て失った時などに使用される。3作目で少なくとも二体のプレデターが装備しており、4作目ではクリーナーが地球へ飛び立つ前に装備を選ぶシーンで、壁にかけられているのが確認できる。
スピアガン
2作目に登場した武装だが、登場したのは二股の槍の穂先の形をした弾体(この形状が名称の由来である。)のみで発射機本体は映画作品では未登場である。PCゲーム『エイリアンVSプレデター』シリーズ及び『プレデター・コンクリート・ジャングル』でそれぞれオリジナルの発射機が設定されている。
小型ランチャー
2作目に登場した装備。正式名称は不明。腕のガントレットに装備されており、使用時にはガントレットの一部がせり出す。劇中では主人公に発射するも、彼はボディアーマー(抗弾プレートをベストに入れる形のアーマー)を装着していた為に無事だった。
ネット・ランチャー
相手を包み込んで拘束したり壁面へ貼り付ける形で拘束する際に用いる、2作目では手にはめて使用するタイプの発射機を用いており、ネットを構成するワイヤーは非常に細い単一ワイヤーで人肌を容易に切り裂く。不用時は左脛に装着する。3作目のは左腕部ガントレットコンピュータの上に専用のランチャーを追加装着するものでワイヤーはワイヤーソー等に見られる鋸歯を持つ、壁面固定用のアンカーには巻き取り機構が追加されており拘束から逃れようとするほど拘束力が強まるものであり軍用ナイフをも折る。だが、エイリアンの酸血にはあまり耐性はないためエイリアンは容易に脱出できる。
スラッシャー・ウィップ
4作目で登場したプレデター「ザ・クリーナー」が使う鞭。鞭自体がカミソリ状であり、エイリアンの身体ですら容易に切断するほどの切れ味を誇る。エイリアンの尾を元に作られており、酸性血液が付着しても溶けることはない。なお、この武器はクリーナーが独自に作成したものと推測される。プレデリアンとの一騎打ちの際には、プレデリアンの尾に巻き付けて切断しようとしたが通用せず、逆にプレデリアンの強力な尾によって破壊されてしまった。
エネルギー・グレネード
ピストルの様なエネルギーのグレネード。コミックの『プレデター: 4次元からの侵略者』で登場。
エネルギー・ボラ
ロープの様な物で結んだエネルギー状の輪で出来ており、投げ縄の様にターゲットに投げ付けるとエネルギー状の輪が身体を捕らえ身動きが取れない様に出来る。更に皮膚など破壊し白目になり、身体から煙が出るほど強力な電流が流れ、感電死させる。コミックの『プレデター: ビッグ・ゲーム』でプレデターが使用。
ハープーン・ガン
コミック『プレデター: ヘル・アンド・ホット・ウォーター』で水中で使用した鋭い刃が付いた大きな矢。
シープ・ロケータ
ビーコン装置の様な装置。コミック『プレデター: 悪い血』で登場した。
シュリケン・ダーツ
首から手首の甲冑。コミック『プレデター: スターリング・ルー』で使用。
ワイヤー
3作目より登場、光学迷彩をかけた状態で相手の首に巻きつけ絞殺したり樹木や蔓が無い場所で獲物を逆さ吊りにする際に用いる。
溶解液
2作目と4作目に登場。2作目の若者が使っていたものは救急セットに付属されており、物質をある程度溶解させて自身の肉体と一体化させて傷口をふさぐために使用されるものであるが、4作目のクリーナーが使っていたものは完全に証拠隠滅用であり、消したい対象に少量かけるだけで跡形もなく消滅させる強力な効力を持っている。
擬態能力付ヘルメット
最大の特徴とも言える装備品。サーモグラフィー等の視覚補助装置と射撃武装用のレーザーサイト・記憶媒体を取り付けられており、様々な戦闘を経験するほど擬態能力は蓄積・強化されていく(三作目にはヘルメットにデータを記録させているシーンがある)。また、プラズマ・キャノンの管制システムもこのヘルメットに内蔵されており、外顎で発射トリガーを押すことで発射される。故に、ヘルメットを外した状態ではプラズマ・キャノンは使用できないが、全作品において、ヘルメットを外す前にプラズマ・キャノンを破壊されるか、またはヘルメットと一緒に外してしまっている(しかし2作目終盤において登場したエルダー・プレデターはヘルメットを付けていない状態でキャノンを作動させ、砲身自体に搭載されたレーザーで主人公に狙いを付けている。この状態でどうやって発射するかは不明)。ヘルメットは可視光線をプレデターの視認しやすい赤外線に変換し、彼らの視覚を強化するが、ヘルメットを外すとサーモグラフィー、ズーム等の機能は失われてしまい、赤外線のみを可視領域とする真っ赤な視界になる(しかし、2作目以降ではヘルメットを外した状態でもしっかりと敵を視認している。ここには少し疑問が残るが人間の可視光域と同じ視覚も持ちあわせているとも考えられる)。
温度差で生物と無機物を区別しているため、攻撃目標が外気温と同じ温度のもので体を覆うと視認できなくなるという弱点があった。4作目では、原子力発電所の発する多量の電磁波や熱気によって機能障害を起こし、エイリアンを感知できなくなってしまうという欠点をさらした。このため1作目では泥を体表に塗りつけた人間を、2作目では断熱素材製の防御服を着た人間を認識することが出来なかった。但し2作目で、可視光線のレンジを変える機能を使っている(人間の暗視スコープの機能に相当。また、前述のプラズマ・キャノンのトリガーと同様、可視光線のレンジを変える際もマスクに内蔵されたスイッチを外顎の触手で操作する)他、女性の体内の胎児をスキャンしたり、3作目では病人の肺癌やエイリアンが寄生した人間を走査する事で見破っている(X線やCT・MRI等に相当する機能と考えられる)。
視覚システムには通常の熱探知の他にも、エイリアンの姿を浮かび上がらせる『エイリアン・ビュー・モード』(PCゲーム版エイリアンVSプレデターにてEM〔電磁〕ビジョンと説明)や、『プレデター・ビュー・モード』などの機能を持つことがノヴェライズ版AVP2に記されている。また、前述の通りエイリアン・ビューモードは電磁ビジョンである為強い電磁波を発生する発電所などでは視覚機能に不調をきたす。
視覚システムに記録された映像はヘルメット内部に蓄積されており、たとえ他者のメットであっても左腕のコンピューターガントレットに接続することで、記録された過去の映像を見ることが可能(4作目の劇場未公開シーンではザ・クリーナーが墜落した同族の宇宙船内部で死亡していたプレデターのメットを取り外して自身のガントレットと接続し、記録された映像からプレデリアンの姿を確認する場面がある)。
またこの視覚システムに付随した機能として音声解析システムも有り対象となる獲物の特定や録音した音声を利用したかく乱等に使用する。
特に強い獲物には敬意を払い、ヘルメットを外して挑む。ヘルメットは『プレデター2』において近距離から発射されたアサルトライフルの銃弾を弾くほどの強度を有する反面、耐腐食性はそれほど高くないらしくAVPでは倒したエイリアンの血液で自ら傷(勝利の印)をつけている。 ヘルメットを装着しなくても地球の大気下で活動できるがメットの呼吸装置を外した状態ではやはり息苦しいのか、2作目では間隔を置いて緊急時用のマスクを口に当てて呼吸をしている。なお、ヘルメットのデザインは各プレデターによって異なり、一個体で複数のメットを所有し、狩りによって使い分けている者もいる。
ちなみにこのヘルメットの内側は劇中では明かされていないが、4作目の撮影時には内側も造形された物が製作されており、未公開シーン及びメイキングブックで確認する事ができる。
コンピューターガントレット
左腕に装着しており、このガントレットを操作することでヘルメットの視覚装置・光学迷彩装置の調整や各種情報の取得(3作目でピラミッド内部の情報を立体映像で確認)が出来る。またこのガントレットに各種装備を増設する事も可能で2作目では小型ランチャー、3作目ではネット・ランチャー、4作目ではパンチ力を増幅する手甲型の装置とエイリアン追跡用の生体情報分析装置を内蔵している。また対エイリアン用のトラップ機器もこのガントレットで操作する。最終手段として自爆用の小型核爆弾も存在し、使用時にはコンピュータのパネルを開き特定のコードを入力する事で自爆シークェンスが起動する。上記以外にも、救難信号を発する機能があることが確認されている。
プレデターのハイテク装備をコントロールする為の最も重要な機器であるが、すべての作品において必ず破壊、もしくは損傷させられている。1作目ではグレネードの弾頭の付いた弓矢で光学迷彩装置の制御部が破壊され、2作目では奪われたレイザー・ディスクによって腕ごと両断され、3作目ではエイリアンの群れを一掃する為に爆弾代わりとしてプレデター自身が取り外し、4作目では強力なプレデリアンの尾の打撃によってコンピュータ全体が破壊された。
クリーナーケース
四作目に登場したザ・クリーナーが所持していた金属製のケース。中にはエイリアンのサンプルを採取するための注射器に似たトラッキン・グシリンジや、溶解液、三芒星型の対エイリアン用クレイモア地雷、レイザー・ディスクなどの様々な装備が納められている。また、ケース自体が一種の時限爆弾になっており、取り付けられた端末のスイッチを作動させるとガントレットと同じくカウントダウンの後に爆発するが、自爆装置とは違い、小規模なブラックホールを形成して対象物を圧縮、消滅させる、証拠隠滅用の装置であり、溶解液と同じく、ザ・クリーナーの任務を象徴するような道具である。
応急処置キット

海外では「Medicomp(メディコンプ)」と表記されている。 戦闘で負傷した際に使用する。内容物は外傷に対応する為の外科用品で構成されている。(作品毎に内容物は変わってはいる。) プレデターの応急処置キットには鎮痛剤の類は入っておらず、そのまま応急処置(この際、苦痛のあまり大きな叫び声を出している)を行う。これは主に止血と化膿防止のみを目的としたものと推測される。

この他チャージエミッター、リモコンボム等ゲーム版やコミック等が出典の装備が半公式的に存在している。

プレデター猟犬

『プレデターズ』に登場した動物。猟犬の役割を持っており、獲物の狩りだしを行う。4足歩行で、頭や背中に長い棘のようなものが生えている。尻尾はない。動きは非常に素早く、銃弾にもある程度耐えるだけの耐久力と生命力を持つ。犬笛のようなものでプレデターからの指示を受けているが、指示を出すための道具は劇中未登場。血液はプレデターと異なり赤い。

ファッション 編集

地球で言う変温動物、つまり爬虫類に近い存在であるためか、温度調節機能のある網状の服を着ている。編みタイツ(?)の様な模様が機能的なものなのか、おしゃれであるのかは不明である。ヘルメットのデザインも個人差があり、首にはネックレスを下げている場合もある。したがって服装はいわゆる、支給された軍服・戦闘服ではなく、個人的な裁量が許されている活動着である可能性もある。

登場したプレデターの種類 編集

プレデターは地球人などと同じく独自の文化を持つ知的生命体であるため、各個体による個人差も人類と同じように顕著である。以降は各作品に登場したプレデターの種類である。

プレデター・ウォーリアー(一作目) 編集

プレデター・ハンター(二作目) 編集

エルダー・プレデター 編集

プレデターの長老。2作目と『AVP』で登場、役職的な名称でもあるため特定の個体を指すものではない。
他のプレデターと違い、髪が蒼いが、これが年齢によるものなのか族長の証であるのかは定かではない。
2作目では同族を倒したハリガン刑事に敬意を表して1715年製造(地球製)のフリントロック式銃を渡した。グレイ・ベックという非公式な製作スタッフの愛称がある。スーツは1作目に登場したプレデター・ウォーリアーのスーツを改良したものである。
『AVP』でも登場し、生き残った女性冒険家レックスにエイリアンを倒した印を認め、自らのスピアを渡した。
彼の戦闘シーンは明らかにされてないがフィギュアは販売されており、装備しているリストブレードがシミターブレードよりも長い。

スカー・プレデター 編集

『AVP』に登場した、成人前の年若いプレデターの一体。
地球の神殿で成人の儀式を受けるため、南極に二体の仲間(小説版では四体)とともに降下する。劇中では、女性冒険家のレックスと共に、エイリアンと戦っていた。そしてレックスが彼の目の前で不意に現れたエイリアンを倒した事で彼女を戦士と認め、行動を共にする事になった。その際、レックスの倒したエイリアンの死体の一部を槍と盾に加工し、これを提供した。
三体のプレデターの中で最も腕が立つと推測されるプレデターであり、ケルティック、チョッパーの2体が見落とした人間を始末したり、背後からこっそり忍び寄るエイリアンをディスクで一刀の下に斬り捨て、ラストのエイリアンクイーンとの戦いでは飛び掛りざまにクイーンの頭部へスピアを突き刺すなど果敢に立ち向かい、腹部を尾で貫かれて尚、勇猛に吠え掛かった。最期はクイーンに負わされた腹部の重傷により、共に戦ったレックスに看取られながら息を引き取った。
名前の由来は、エイリアンの血で自らの顔に刻み込んだ印と推測される。『AVP』で物語中盤にフェイスハガーに襲われ、寄生されたために、ラストシーンで彼の胸部からプレデターの特徴を持ったチェスト・バスターが誕生した。これが後に『AVP2』で登場する強敵、「プレデリアン」に成長する。
なお、映画シリーズの素顔を見せたプレデター達の中で有一、前歯の抜歯を行なっていない事が確認されている。明らかに成体である『AVP』のエルダーや『AVP2』のクリーナーも既存の『プレデター』シリーズのプレデター達と同様、前歯の抜歯を行なっており、抜歯は通過儀礼の一つと推測される。この事からも、プレデター・ウォリアー及びプレデター・ハンターが未成年という設定は矛盾が生じてしまう。ただし、『AVP』のエルダーは外側の門歯の他に2本前歯が残っており、これまでの作品で登場したプレデターとは抜歯の形態が一致していない。この点から、抜歯の慣習は種族全体で統一された様式によるものではなく、彼らの属する集団単位で内容や意義に差があるものとも考えられる。よって、抜歯をしているという点のみで一概にその個体が成人を経ているとは(現在公式に発表されている設定上では)言い切れない。

ケルティック・プレデター 編集

『AVP』に登場した、成人前の年若いプレデター。
マスクのデザインが古代ケルト人の兜に酷似しているため、この名称で呼ばれる。元々は製作スタッフ内での愛称である。
レックスたちが侵入したピラミッドに成人の儀式を行いにやってきた3体のプレデターのリーダー格であり、地上で作業をしていた人間を次々と殺害する。
エイリアンと一対一で対決し、激しい肉弾戦を見せるも一瞬の隙を突かれ、頭部を隠し顎で貫かれて殺害される。が、エイリアンをタックルで吹き飛ばす、ジャイアントスイングで豪快に投げ飛ばすなど、プレデター種の怪力と勇猛さを印象づけたキャラクターでもある。なお、同じようなマスクを被った個体が『プレデター2』にも登場している。
なお、彼を含みスカーやチョッパーの3人の未成年プレデターは、これまでに登場したプレデターの中で最も重装甲な鎧を着用している。胴体、肩、脛の部分まで鎧を装着しているプレデターは彼らのみであるが、はたしてこれが対エイリアン用のものなのかどうかはわからない。

チョッパー・プレデター 編集

『AVP』に登場した年若いプレデターの一人。3体の中でもこのプレデターのみ背中にトロフィー(頭蓋骨)を背負っている。
チョッパーとは「切り刻む者」を意味し、両腕に装備したシミター・ブレードが名前の由来であるが、こちらも前述のケルティック同様本来は製作スタッフ内での愛称である。劇中ではその切れ味を披露することなくエイリアンに背後から尾で胴体を突き刺され、さらに頭部を隠し顎で貫かれて投げ捨てられるという悲惨な最期を遂げた。
何故かこのプレデターのマスクは玩具化の際、銅色の場合が多い。

執務クルー 編集

『AVP2』の冒頭に登場した三体のプレデター(名前は小説から)。小説版によれば、内一体はクリーナーと同族。
3作目の儀式の後、スカーに破壊されたピラミッドに代わる新たな儀式の場を設置する為、容器に保存した数匹のフェイスハガーを連れ、小型艇で地球に引き返したが、船の中に侵入していたプレデリアンによって、一体目はエイリアンのトロフィーを作成している最中に背後から襲われ、二体目もその直後に惨殺された。一体目のクルーの悲鳴を聞いて駆けつけた三体目は、プレデリアンの存在を確認し、プラズマ・キャノンで応戦したが、プレデリアンにはうまくかわされ、逆に船を損傷させてしまう(二体目のクルーの死体はこの時できた穴から宇宙空間に投げ出された)。操縦不能に陥った小型艇はガニソン近郊の森の中に墜落し、衝撃で破損した容器からフェイスハガーが逃げ出してしまう。かろうじて生きていた三体目のクルーはガントレットで救難信号を発した直後にプレデリアンに殺害された。クリーナーはこの救難信号をキャッチしたことで地球を訪れることとなる。唯一プレデリアンを視認した三体目の執務クルーのフェイスマスクにはその時の映像が記録されており、後にその記録を見たクリーナーにプレデリアンの存在を伝えることとなった。
尚、この三体目の執務クルーのプラズマ・キャノンはクリーナーに受け継がれ(しかしエイリアンの奇襲で壊れて捨てた)、死体はクリーナーケースの自爆により小型艇ごと消滅した。
尚、このプレデターのプラズマキャノンも他のプレデターと同様に左肩に装着されており、それでプレデリアンに対して応戦しているが、後にクリーナーが彼のフェイスマスクでその模様を確認した際、何故か右肩から発射されている。

プレデター・ザ・クリーナー 編集

『AVP2』に登場。イレギュラーに発生したエイリアンの駆除及び異星文明での自分達に都合の悪い存在証拠の抹消を専門とする新プレデター。ザ・クリーナー(掃除人)とも呼ばれる。製作スタッフ内での愛称はウルフ。
前作に登場した成人前の若者達とは違い、成人を経た後に特殊な戦闘経験を積んでおり、エイリアンの駆逐とその過程で発生した証拠物の隠滅を生業としている。そのため目撃者は武器を持たない者であっても容赦なく殺害するなど、純粋に強い獲物を狩ることを至上目的とする他のプレデター達とは一線を画す、特異な存在である。しかし、実際にクリーナーが殺害した人間は、証拠隠滅作業を目撃した保安官や、エイリアンに向かって投げたレイザー・ディスクに偶然当たってしまったジェシーを含めて全員銃を所持しており、疑問が残る。同時に、銃は所持しているものの自分の姿には全く気づいていない人間を躊躇無く殺したかと思えば、銃を持っていた上、光学迷彩を解いた自身の姿やエイリアンを間近で目撃した主人公たちを見逃すなど、矛盾した行動もとっている。
額にプレデター文字で長い文章のようなものが書かれたマスクには無数の傷があり、顔はエイリアンの酸血を左半面に浴びた為、左目が失明し(眼球自体は存在しているが虹彩部は白く濁っている)、上外顎の左側が溶け落ちているなど、経験してきた闘いの熾烈さをうかがわせる傷跡が残っている。両肩にプラズマキャノン、腰にはエイリアンの尾で作られた鞭、酸性血液でも溶けないリストブレイド、多数のレーザーを発し沸酸溶解液を散布する三角型の対エイリアン用指向性地雷などの対エイリアン戦に特化した多彩な装備を持つ。また、フェイスマスクの照準システムが破損して使用できなくなったプラズマキャノンにパーツを追加し、手持ちのハンドガンの様に扱うなど、戦法においてもこれまでの作品で登場したプレデターとは異なる一面を持つ。また、ザ・クリーナーの名を象徴する装備として証拠物を溶かして消滅させる謎の青い液体も備えている。これは溶かしたい物に少量かけるだけで、エイリアンの外殻ですら跡形もなく溶解させてしまう。
今まで登場したプレデター達とは桁外れの身体能力を誇り、襲い掛かってきたエイリアンを二体同時に抑えて持ち上げる等、肉弾戦においても奇襲以外ではエイリアン(プレデリアン以外)を寄せ付けない。身体能力にて勝るプレデリアンとも優れた戦闘技術により互角に戦っており、プレデリアンの隠し顎を引きちぎる荒業も見せた。また、接近戦においてエイリアンの酸性の返り血を浴びる事を恐れず、襲いかかってきたエイリアンを二体同時に持ち上げた後、至近距離から両肩のショルダー・プラズマ・キャノンで二匹の頭部を破壊しようとした(プレデリアンの奇襲攻撃を受けたため、できなかった)り、終盤ではリスト・ブレイドで串刺しにしたエイリアンの頭部をハンドガン仕様のプラズマキャノンで吹き飛ばした(この際に腕に返り血を浴びているが、何故か溶解しなかった)。
だが作中においてはプレデリアンに不意討ちされることが多く、(これはプレデターのマスクのヴィジョンのエイリアンモードではプレデリアンの姿は認識されないため)このためエイリアン抹殺に苦戦をしいられ本来の目的を果たし切れなかった。プレデリアンと戦いで刺し違え、瀕死の状態に陥るが、最後は軍の可変威力型核爆弾B83の爆発に巻き込まれ死亡した。
エイリアンの尾によって刺し貫かれたプレデターは、クリーナー以外は前述のスカーとチョッパーであるが、三体とも(クリーナーにいたっては真正面から向かい合っていたのに)一様に背後から刺されている。
なお、このプレデターは他のプレデターとは異なり感情の変化が顕著に表れている。作中では自らの奮闘もむなしく、倒しても倒しても現れるエイリアン・ウォーリアーとプレデリアンの驚異的な繁殖能力によって劣勢に追い込まれていくにつれて、怒りが増していく描写が見られる(病院のドアを蹴り飛ばして侵入する、倒したエイリアンの頭部を踏みつぶすなど)。
また、ウォーリアーの奇襲によってプラズマキャノンが破壊された際、現れたウォーリアーを見てかなり驚いている様子が見られた。これは、当初クリーナーはプレデリアンが繁殖能力を持っているとは知らず、ターゲットはプレデリアンと船から逃げ出した数匹のウォーリアーのみだと思い込んでいたためだと考えられる。すべてのウォーリアーを倒し、残りはプレデリアンのみになったと考え、その姿を探している最中、船から逃げ出し生体サンプルを取っていないために追跡モードに反応しない新たなウォーリアーに集団で襲われたため、初めてプレデリアンが生殖能力を有していると気づき、激しく動揺したと推測される。故にこれ以降、証拠隠滅作業は無意味と考え、ウォーリアーの死体も溶解液をかけることなくそのまま放置している。証拠隠滅作業を放棄し、もはやエイリアンを一掃するにはガントレットの核爆弾しか無いにも拘らずそのまま狩りを続行したのは、ヌーヴェル・エイリアンを生み出すプレデリアンを確実に抹殺するための最終手段としたためである。しかしそのプレデリアンとの戦いで、最後の手段である核爆弾を破壊され、ザ・クリーナーは掃除屋としてではなく、誇りを持つ一人の戦士として強敵プレデリアンと死闘を繰り広げた。

ミスター・ブラック・プレデター編集

『プレデターズ』に登場。メディアによってはブラック・スーパー・プレデターとも記載されている。プレデター一味のリーダー。装着するヘルメットには何かの生命体の下顎骨格が装着されている。また、岩の塊を粉砕するほど強力なプラズマキャノンを装備している。素顔は他のプレデターよりさらに凶悪な風貌である。
対立するクラシック・プレデターと戦闘し勝利。その後ロイスらを殺害しようと追いかけるが、ロイスの手榴弾を用いたトラップに引っ掛かり、ヘルメットを損傷。加えて火による撹乱によってロイスに翻弄されるが、ヘルメットの心音センサーを起動させプラズマキャノンによってロイスを追い詰める。しかしイザベルの銃撃に撃たれた隙を突かれてロイスに滅多切りにされ、最後は首を切断されて死亡する。ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はBerserker(バーサーカー)

ファルコナー・プレデター編集

『プレデターズ』に登場。ファルコナーとは鷹匠。その名のように、鳥類を模した小型偵察機を装備しており、帰還すると自動で肩に着陸、収納される。
マスクは他の2体のように他生物の骨格などの装飾物はなく、マスク下部は直線的で装甲板のような角ばったデザインになっている。
また、リストブレイドは二枚刃ではなく、やや長めの1枚刃になっている。
日本人ヤクザのハンゾーと1対1で戦い、相討ちで死亡する。ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はFalconer(ファルコナー)

ドッグ・ハンドラー・プレデター編集

『プレデターズ』に登場。ドッグ・ハンドラーとは犬の訓練士の意味。その名の通り、プレデターの猟犬を操る役目を携わり、人間でいう犬笛と同じように音声で猟犬を指揮し、獲物を追いたてる。
マスクに猟犬のものと思しき牙が2本付いている。
ノーランドをプラズマ・キャノンで殺害し、次にニコライを殺そうとするが、ニコライが所持していたクレイモア対人地雷などによる自爆に巻き込まれ、死亡。

クラシック・プレデター編集

『プレデターズ』に登場。1作目に出てきたプレデター・ウォーリアーと同デザイン。
他のプレデターによって木に縄で縛り付けられていた。後にロイスに船の場所を教えるかわりに縄をとかれ、周囲に放置してあった装備を装着し、ガントレットを使ってロイスに船の場所を教え、遠隔操作によって地球へ帰還させようとする。しかしそこに現れたミスター・ブラック・プレデターと戦闘になり、死闘の末に首をリスト・ブレイドで切断され死亡。船はミスター・ブラック・プレデターによって爆破されてしまう(ロイスは残ったイザベルらを救助するため船には乗っていなかった)。
ネカ社のプレデターズ アクションフィギュアでの名称はClassic(クラシック)

ダチャンデ・プレデター 編集

イエインデ(牙折れ)というニックネームを持つ、小説(ノベル)及コミックAVPの『AVP: Prey』、『AVP: Hunter's Planet』、『AVP: War』の3部作シリーズに登場したプレデター。プレデターの闘いの儀式で接近戦でエイリアンを5匹倒した事がある。宇宙船の事故で負傷していたところを人間に助けられた事があるため、人間に対して恩義を抱いている所がある。エイリアン狩りのためプレデターの奇襲隊に襲われた殖民惑星ルーシーの唯一の生き残りで、日系人マチコ・ノグチと出会い、共に行動していたプレデター。エイリアン狩りを指揮していた奇襲隊のリーダーで、地球人の殖民惑星ルーシーでノグチと出会い、ノグチの精神力の強さを認め、ノグチを自分のハンターの一族として受け入れ、一緒に行動をする。ノグチはダチャンデの名を正しく発音する事ができなかった為、彼をダ・ドトゥと呼び、またダチャンデ・プレデターは、自分の名ダチャンデから、ダチャンデ・ディ(小さなナイフ)と言う名誉の名をノグチに与える。最後、別れるが、別れの際、お互いに名付けた名を呼び合っていた。

スプリングヒーレッドジャック・プレデター 編集

スプリングヒーレッド(ばね足)ジャックとも呼ばれた。コミック『プレデター: ネメシス』に登場したプレデターで、1896年イギリスロンドンに現れた。巨大な剣の様な刃物を持つ。1896年当時イギリスロンドンを震撼させた謎の切り裂き魔、「切り裂きジャック」か、その数十年前の「バネ足ジャック」が元となっている。エドワード・ソームズ船長に倒された。

ドラゴン・プレデター 編集

コミック『AVP:アニュアル』に登場したプレデター。12世紀キリスト教聖人セント・ジョージドラゴン退治の伝説に基づき、セント・ジョージが倒した野獣のドラゴンは実はプレデターだったという設定となっている。
12世紀頃の東欧ブルガリアのbradilovo村にドラゴンを退治しに来たセント・ジョージは村付近の森で野獣ドラゴン(プレデター)を見つける。激しい怒りの闘いの末、プレデターはセント・ジョージの剣に胸を貫かれて倒された。このプレデターの遺体及び宇宙船の残骸は後にブルガリア工学アカデミーのエレナや科学者らに発掘されるまで、bradilovo村の教会で秘密に守られながら保存されていた。

習性 編集

テンプレート:独自研究 獲物の頭蓋骨(あるいはそれに該当する部分)をトロフィーとして収集する。 その狩猟方式の性質もあって基本的には観察活動を行った上でトロフィーとなりうる獲物を選別している。 また、収集するに及ばない獲物を逆さに吊るし上げ、さらに皮を剥ぐケースもある。 2作目では、彼らの宇宙船の内部に、様々な生物の頭蓋骨が陳列されていた。そのなかにエイリアンそっくりの頭蓋骨が混ざっていた。

名称はプレデター(捕食者)であるが、捕らえた人間を食べる事は無い(捕食目的で狩りを行ってはいない)ので、何を糧に生きているかは描れていない。2作目で牛肉を食べるために食肉解体工場に行くことは確認されているので、少なくとも菜食主義者でないことは確かなようだ。ただし、プレデターという言葉には「天敵」という意味もあるので、獲物を摂食するかどうかは問題とはならない。

獲物である人間達のセリフをしばしば真似る。(人間の狩猟で使用される鹿笛等の器具に相当する用法)1作目では狩猟対象者をおびき寄せるために、その仲間の「来い」という声を真似たり笑い声を真似た。2作目では子供がプレデターに話しかけてきた、「キャンディー食べる?」という言葉を狩猟対象に対して発言した。

彼らは自分達のハイテク武器が人間の手に渡ることを極度に嫌う(2作目では人間にレイザー・ディスクを取り上げられ、これにより片手を失い、最終的には腹部を切り裂かれ死亡に至っている)が、『AVP』では奮戦した人間の主人公を戦士と認め、スピアを渡している。

また、獲物の力を認め己の命を賭して戦うべき相手と認識した場合は各種武装、及びマスクを捨て去り、プラズマ・キャノン等による“狩り”ではなく、腕のリストブレイドのみによる“原始的な決闘”を挑む(1作目、『AVP2』)。

彼らにも一応掟があり、判明しただけでも

  • 弱い獲物(武器を持たない者、子供や年老いた者、癌などの深刻な病気を患っている者)は基本的に狩らない。だが武器を所持し攻撃に当たる行動を取っていたり、戦闘意欲を持っていれば除外されるべき弱者でも狩の対象にするらしく、2作目で地下鉄内で護身用にを携帯していた一般人(使用しなかった者が大多数だが)であれ多数虐殺している他、子供が銃を向けた際、実はそれがオモチャと判明するまで「狩の対象」と見なしていたフシが有る。3作目では、一度は肺癌を発見し見逃したウェイランドが酸素ボンベと発炎トーチと使って火炎放射を浴びせてくる(ほとんど効果は無かった)と、今度は躊躇無く殺害している。
  • また妊娠している女性は、たとえ武装していても狩の対象から除外される。2作目では妊娠した人間を「女性」と認識し殺さなかったことから繁殖方法は人間と同じか、極めてそれに近いと推測される。ただし有性生殖を行っているかは不明。プレデター自体の外見がオス、メスの区別が付かない可能性もある。だが、3作目で明らかにされているように、大昔、プレデター種族と地球人類とは大々的に接触しており、現在でも度々狩りや儀式の為に地球を訪れていることから、繁殖方法が人間と近いのではなく、人間とはそうして繁殖するものだと予め知っていた可能性の方が高い。外見上で男女を区別しているわけではないようで、このことは2作目で女性に襲い掛かった際、「妊娠」している事をヘルメットのスキャナー機能によって察知し「女性」と認識したと推測できる描写から想像できる。もしくは妊娠中の女性の胎内の生命を無防備の存在と見なしたとも考えられる。何れにせよ単なる虐殺目的で「狩」を行っているわけでは無く、強い獲物を狩猟したいという考えに基づいていると考えられる。
  • 勇敢な戦い手を賞賛し、それが例え同胞を殺した相手でも「勇者」と称え、騎士道的な敬意を表する。
  • 成人式では通過儀礼としてエイリアン(彼ら曰く「虫」)と闘う

等があり、彼らはちゃんとこの掟を守っている。4作目に登場したザ・クリーナーは例外である。 また3作目『AVP』では、彼らは一定周期(地球時間で100年)置きに多数の惑星で成人式を行うとされた。これはまずあらかじめ目をつけた惑星の原住民(地球では古代アステカ文明人など)に自分たちの技術を教え、エイリアンの繁殖施設を備え内部が可変する迷宮を建造させる。そして周期ごとに原住民を媒体にしたエイリアンを繁殖させておき、ある一定の年齢に達したプレデター達はその迷宮に数匹で進入してエイリアン狩りを行う。その際火器類は迷宮に置いてある物を使用しなければならず、儀式に持っていけるのはスピアなどの白兵戦用の武器に限定される。最終的にエイリアンをすべて倒せば無事儀式終了となるが、この儀式に参加したプレデターは自身に振りかかるあらゆる困難を自分達で克服しなければならない。たとえばなんらかの原因でエイリアンが異常繁殖したり、何者かが迷宮に進入して火器を奪ったりしても戦いをやめてはならない。もし負けそうになれば自爆装置を用いて施設ごと爆破し、エイリアンを抹殺することになる。

だがシリーズ『1』では主人公が自爆用の時限爆弾に気が付き数十秒間疾走しただけで、その爆破の威力から逃れることが出来た。この威力からして周囲にいるエイリアンを全滅させることが可能かどうかは怪しいとも言えよう。『AVP』の劇中では、半径およそ1kmは吹き飛ばせる威力であり、ピラミッドが完全に崩壊している。この事に関しては、成人式時に使用されるエイリアンと違い増殖能力に優れず、生命体として脅威になりえない人間相手では一掃の必要も無く単なる自己消滅でそれに必要な威力で十分だった、との考えもできる。また同時に、プレデターの自爆の効果範囲は、ガントレットによってコントロールできる可能性や、本業と対エイリアン戦でそれぞれ別の爆弾を使用しているという説もある。また、1作目のプレデターは単体での出現だった事から、成人式では無く2作目と同じく本業(?)を行っていた事が分かる。ただし、『AVP』の監督であるポール・W・S・アンダーソンは、同映画のDVD版での音声解説において「僕の考えでは、プレデターの寿命はとてつもなく長く、(1作目、2作目の)彼らはおそらく成人にすら達していない」と発言しており、彼の考えに則るならば、1、2作目のプレデターは未熟であり、成人の儀式のために模擬練習のようなことをしているとも取れる。エイリアンを自爆によって一掃する行動に関しては、自分達以外の種族にも優れた戦士には敬意を払う事から基本的に異種族への差別意識は無く、成人式に使用した星や生命体(種族?)に対する配慮によるものか、自ら撒いた種は自分で始末するという意識からなのかも定かでは無いが、成人式に勝利した場合に関しても自爆では無いが結果一掃という形に繋がる為、後始末としての行動という見方が強い。どちらにしてもエスノセントリックな思考しかしていないことは確かである。

グレイベックやウルフといった成人戦士に前歯がない一方で、未成年とされるスカープレデターに前歯がある事から、他の通過儀礼として抜歯を行っている可能性がある。

狩りの対象でしかなかった人間との関係はシリーズを追うごとに濃くなっており、3作目においては友情にも近い人間との意思の疎通が為されている。これは勇者と言える人間と過去遭遇していたからである。

なお、これらの掟の一部を適用しないプレデターも存在する。『AVP2』に登場したプレデター、“ザ・クリーナー”は地球や他の惑星に残った自分の種族やエイリアンの痕跡を抹消する後始末屋的な存在で、他のプレデターとは一線を博す残虐性と強さを兼ね備えている。証拠隠滅のため、プレデターの痕跡、エイリアンとエイリアンに関わった人間を抹殺する。女子供や戦闘意思の無いものでも躊躇無く抹殺する。

プレデターのオリジナルデザイン 編集

テンプレート:出典の明記プレデター (映画)』製作にあたり、プレデターの全体デザインをSFXアーティストでありクリーチャーデザイナーのスティーブ・ウォンが担当している。この際、スタン・ウィンストンが頭部をアレンジした。その経緯において、デザイナーのスティーブよりプレデターは彼個人による創作ではなく、公開二年前に日本で公開された東映の特撮番組『電撃戦隊チェンジマン』(1985年〜1986年放送)に登場する、敵組織のクリーチャー(異星人)幹部・ブーバから全体デザインを流用したとの正式なコメントが出されている。

これは公開当初、映画を観た日米の特撮ファンによって出た「両者のデザインが酷似しているのではないか」という話題から発生した公式コメントである。

現在でも購買可能な関連記事等によると、当初1作目の小説版およびメイキング映像で確認できる現在のものとは異なるデザイン(初期稿版)でスーツが試作され特殊効果テストが行われているが、各種問題が発生した為一旦白紙に戻してやり直す事になった。この際に他のデザイナーによって提出されたデザインにインパクトが無かった。

そこで、シェイファー役のシュワルツェネッガーの紹介で、急遽スタン・ウィンストンの工房に話が来た。しかし代案が出ず、撮影までの時間的余裕がなかったスタン・ウィンストンはスティーブ・ウォンにデザインをまかせた。日本の特撮ファンでもあるウォンは、その時期に偶然放映されていた『電撃戦隊チェンジマン』のブーバ(作中では元宇宙海賊)からデザインを流用し、これを気に入ったスタンはさらに顔の部分に自分流のアレンジを加え、それが正式採用される事になった。

最新作の『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』へと至る過程において、そのデザインは次第に変貌を遂げていくが、第一作目である『プレデター』では、プレデターのオリジナルであるブーバのデザインを描いた出渕裕によるブーバのスタイルが如実に反映されており、現在でもブーバ自体の、基本の身体的特徴とファッション・顔をマスクで覆っている・強者に対して敬意を示し、弱者は襲わない・腕にコンピューターガントレットがある・ありとあらゆる武器を使いこなすことが出来る等の設定が、プレデターの大まかな基礎設定に組み込まれている。片手を出す独特の仕草は、ブーバを演じた岡本美登(スーツアクター)の癖からきている。

脚注 編集

関連項目 編集

  • 出渕裕 日本のクリエーター。プレデターとなるオリジナルデザインを描いた人物。
  • 岡本美登 日本のスーツアクター。プレデターのアクションは彼の動きを参考。
  • 電撃戦隊チェンジマン プレデター誕生のきっかけとなる日本の特撮番組。
  • スティーブ・ウォン アメリカのクリエーター。プレデターの全体デザインを担当。
  • スタン・ウィンストン アメリカのクリエーター。プレデターの頭部をアレンジした。

外部リンク 編集


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